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December 29, 2005

大福帳とパソコン

daifuku

友人で自営であるがある商品の販売業をやっておられる方がいて、パソコンで販売管理をやりたいのだが、どんなソフトがいいのか、という相談を受けた。まあ一応の管理はやっているが、どうも「大福帳」的なものでもっと進んだ管理をやりたいということであった。

いや、そりゃ高いお金を出せばいくらでも高級な経理、販売、仕入管理などをやれるソフトはあるが、そんな高級というか、高いソフトは必要ないのではないかと申し上げたわけだ。まあその扱い商品の数、仕入れ先、顧客の数などから言って、そんな出来合いのソフトでなく、Excelなどをマスターし、それを使いこなせれば十分その目的が達成できるのではないかとアドバイスしたわけだ。仮にそうしたソフトを使うにせよ、Excelなどを勉強しておくことは必ず役立つし、第一その大福帳的な毎日の取り引きの基本的なデータベースの蓄積こそなにをやるにしてもまずは一番大切なことだとも説明した。

私が「大福帳」というものを目にしたのは、昔子供のころ疎開で、田舎の祖父の家に終戦まで住んだ時であった。
祖父はその地元で魚業関係者に漁網や綱を販売していた。そしてその仕入れ、販売の記録を毎日一つ一つその大福帳に記録していたわけだ。それが何冊もあって壁につるしてあったのを覚えている。その時はそれがいったい何なのかよくわからなかった。その意味が分かったのはずっと後一人前の大人になってからである。

今では「大福帳」というのはけっしていい意味で使われているのでなく、冒頭のイラストにあるように、どんぶり勘定的な意味で使われていたようだ。今の時代江戸時代から始まった大福帳でなく、現代では近代簿記会計が中心になっていることからその対比として使われることが多かったようだ。

しかしそれがなぜパソコン会計ソフトの時代になって「大福帳」というような名がついたソフトが出てきたかということだ。それはいかなる会計処理、販売管理、仕入れ管理をするにせよ、一番大切なのはそのベースになっている基本取り引きデータをきちんと記録し、それを処理することから始まるということである。

「なにをどれだけ、どこから、どんな単価で仕入れ、それをだれに、いくらで販売したか」の記録さえきちんとあれば後の会計的、販売管理的処理はエクセルとかアクセスとか言ったパソコン基本的ソフトでいかようにも処理できるということである。

大福帳をバカにしてはいけない。

考えてみればそうである。これはなにも会計、経理のことに限らない。パソコンでなにをやるにせよ、毎日の行動記録を一つづつ正確に記録しておくことがそのベースになっていることがそうであるからだ。そう言えばいつも、「おいおい、あのおじさんの電話番号教えてくれ」とカミさんに聞く。カミさんは「あんたパソコンだのなんだのえらそうにいうが、そんなこともちゃんと記録してないの」と自分の手帳をくって教えてくれる。しゃくだがそれは事実だからしかたがないのである。

tad

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December 28, 2005

絶対音感

doremi
今の子供達のように私など子供の時もっと音楽、特にピアノなど習っておくべきだった、親がそういう機会を作ってくれるべきだったと思うことがある。しかしそれは私たちの子供時代では無理なことだったにちがいない。

時代が変わって自分が親になったころ、二人の子供にはみなピアノを習いに行かせた。息子はあまり熱心に習わなかったが、娘の方はまあまあある程度やった。バイエルを終え、チェルニーの何番だとか、ブルグミュラーの練習曲のいくつかをやる程度だったが、今になって思うと非常によかったと思うことが一つある。それは通った先生がピアノというより、作曲家であったようで、ピアノの基本とともに、音感教育を相当やっていたようだ。短音、和音を鳴らして、それがどういう音、音の組み合わせかを聴いて判断できるような訓練をしていた。そのおかげがどうか、わからないが、娘はいわゆる絶対音感的なものを身につけたようである。だから最近はピアノなど自身ではほとんどやっていないけれが、それは自分の子供のピアノ練習にも結構適切なアドバイスをしたり、演奏会に一緒に出たりできるようになった理由だと私は理解しているのである。

私などは60才近くになってからピアノなるものを習い始めた。今も続けているが、遅々として一向にうまくならない。その原因の一つは音感、よく言われる絶対音感がだめなのではないかと考えたわけだ。

最近その絶対音感についてインターネットで調べてみた。そしてそれを自ら試すものがあったのでやってみたのだが、ほとんど当たらないので、がっかりしたものだ。だって、ドレミフアソラシドという短音が当たらないのである。判定は絶対音感に関してはあなたは全くダメということだった。

それで、がっかりしたのだが、そうした記事の中に、絶対音感など音楽がうまくなるかどうかとは無関係。むしろ相対音感の方が大切だという説明があった。で、今度はそれをテストするものがあったのでやってみると、今度はほぼ満点に近いテスト結果で、音楽センス抜群というお墨付きが出たので、気分がよくなったわけだ。

たわいもない話だが、結論的にはおそらくその両方が大切であり、しかもいずれにせよ、絶対音感の方はどうやら3,4才までにできるかどうか決まってしまうらしいことであり、もう今さらじたばたしてもどうしようもないということだった。絶対音感の方はあきらめるとしても、それなら今2才の孫にどうそれを身につけてやるようにできるか、考えてみようという思い直してわけだった。

それで早速下のようなバイエル練習曲なども聴かせてみることにしたわけだ。これを聴いた孫は楽しそうに体を振って聴いているので、ハハハアこれは効果がありそうだ、とご満えつのバカジジイぶりである。

バイエル44番をクリックして聴いてください。

バイエル44番

tad

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December 26, 2005

もちつき大会

今週の意見(453):

もちつき大会

 自治会今年最後の行事として12月23日もちつき大会をやった。昔はもちつきは年末の伝統的行事だったが最近の子供達は、おもちとは、スーパーで買ってくるものだと思っている。だから自分たちが子供のころ、経験したもちつきの楽しい思い出を体験させてやろうということになった。道具一式は市役所の教育委員会から借りてきた。なぜ教育委員会なのかよくわからないが、多分もちつきの社会教育的な意味をこめてのことなんだろうと想像する。

 実際にやってみて初めてわかったことだが、我々のような年代のものでももちつきの経験者は案外少ないということだった。だから自治会役員だけでなくもちつきの経験者をあちこち物色してその指導をお願いしたわけだった。地元の小学校の校長を招待したついでにもちつきの経験があるかとお尋ねしたら、子供のころから住んでいる地元で何度も参加したことがあり、場合によっては指導にも当たってくれるということで、安心したわけだ。そして場合、その校長から、「もちつきなどについては話は逆で自治会の人々が我々学校関係者に教えていだだくべきことだ」と皮肉をいわれたのだった。

 そうかもしれない。しかし、要するに知っている人にはなんでも教わってやればいいことにちがいない。

 そして23日、北国では大雪の中、こちらの地域は快晴で、最近では珍しいぽかぽか天気、もちつき大会には絶好の天気となった。もちこめを蒸し、もちをこね、つく工程も順調に進み、参加のみなさんにも喜んでいただけた。もちがつける間、子供たちも一緒に昔なつかしこま回しやベーゴマの遊びなどに興じていたし、パソコンゲームなどもやらせてあげることができて楽しかったようだ。

 年末の忙しいなか、ばたばたと決まったことであったが、それ自体は大成功であったようだ。より多くの自治会内の子供達とも知り合えた。もちつきの行程などもよくわかった。

 一番の収穫は経験のない自治会役員が協力して材料の調達、もち米の準備、米の蒸し上げ、そしてもちつきができたことの意味は大きい。こうした経験は災害時などでも炊き出しの必要性が生じたような場合、役立つにちがいない。

 そんなことより、参加の自治会員がおたがいまさに同じかまでたき、ついたものを一緒に食べたという親近感こそが一番の大きな収穫であったのだろう。

2005/12/24
早勢 直

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December 19, 2005

水仙の花

http://mpc.5.pro.tok2.com/MPC/kadair2.jpgkadair2

いや、佐伯トシ子さんがMLに送ってきた水仙の花の写真を陶芸クラブでつくった花瓶にいけてみたわけ。
もちろん冗談ですよ。

tad

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富士山

今週の意見(452):

富士山

 最近毎朝早起きして近くの公園で有志が集まってやっているラジオ体操に参加している。約20分近くストレッチとNHKのラジオ体操をやるが、これがよかったのか、腰痛少しあったのが最近よくなったような気がする。終わった後、家に帰って朝風呂に入るのも楽しみの一つである。

 早起きは得意で、というかその時間は元々起きているのだが、最近の冷えこみの中、外に出るにはかなり勇気がいる。しかし集まってきた15人ほどの人たちと一緒に体を動かしていると少し体が暖まってきて、終わった時は実に壮快である。だから少々大変でも毎日出かけるのが日課になった。

 それと実はこれにはもう一つ楽しみがある。さあ始まるぞ、と歩いて3分ほどの公園に出かけるのだが、公園に着いたらたら、まず西の方の空を見る。家やら、木の影の向こうに富士山がくっきり見えるのだ。昼間はあまりよく見えないが、まだ日の出少し前の時間、富士山ははっきり見える。寒波で雪をかぶった富士山、凍てついた空気の中に見える富士山は実に美しい。毎朝その表情が少しづつちがうのを見るのが楽しみなのだ。

 富士山を世界文化遺産にという運動を地元の人たちがやっているそうだ。日本全体の運動にすべきなのだろう。

2005/12/17
早勢 直

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December 11, 2005

告別の辞

今週の意見(451):

告別の辞

 先週月曜日、ネット仲間の原 清さんから上田双峯(本名道雄)氏の逝去の知らせをいただいた。上田氏はもともと原さんと同じ大学の出身者で、原さんの紹介で私たちのパソコンクラブのMLに参加いただき、昨年はそこの英会話クラブが始まった時、一年間講師として教えていただいた中である。

 英会話クラブは月二回の例会であったが、パソコンクラブともどもお住まいの戸塚から往復6時間近くかけて私たちの住む町武蔵村山まで通っていただいたのである。当時からお病気のため、透析に通っておられたが、そんな不自由な中、私たちの会には一度も休まれることなく、参加いただいたのであった。

 英会話を教えるにあたって、上田さんは映画のシナリオを使い、それをわざわざご自分でタイプされたものを配っていただき、映画を見ながらその中身を解説いただいた。英語学習法として私も若いころそうした方法をやっていたこともあって、意気投合し、上田さんがシナリオの解説、私がその映画の部分を準備しテレビでそれをみなさんに見てもらうようにしたわけです。

 英会話クラブだけでなく、もう一つのパソコンクラブ、こちらは自ら学ばれるためであったが、早朝に戸塚を出られて、夜遅く自宅に帰られるという生活を続けられたのだった。そうした不便についてなに一つ不満や苦情を表されることもなく私たちのクラブ員との交流を深められたのだった。

 そのお人がらをしのび、ここに心から哀悼の意を表するものであります。

2005/12/10
早勢 直

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December 04, 2005

ネットワークコミュニテイの意味

今週の意見(450):

ネットワークコミュニテイの意味

 先週は第七回嵐山合宿研修会のことを書いた。ここに集まってくる方々の大半はMPC(村山パソコンクラブ)の会員の人たちなのだが、そのほかにも常日ごろパソコンに関するML(メーリングリスト)に参加されている方がいる。何人かの方は全国各地からMLに参加されたり、嵐山の会にも参加されるのだ。

 パソコンクラブの方々は例会などでお互い顔見知りなのは当然だが、MLでのさまざまなやりとり、教えたり、教えられたり、情報交換を通じて、ネット上で友人知人となるわけだ。そうした方とはお互い会ったことがない人もいるし、はてさてどんな人なのか是非あってみたいと思うものだ。そして実際に嵐山などで会ってみて、想像通り、ほんといい人だと知り、さらに交友関係が深まるのが常である。

 こうしたネットコミュニテイの形成は今に始まったことでなり。もう20年近くになるだろうか。パソコンというものがこの世に出て、そして始まったパソコン通信時代からの新しい社会現象なのだ。私自身もそうしたパソコン通信を夢中になりいくつかのフォーラムを作り、そこで多くの知人友人を作ってきた。そして時々オフラインミーテイングと称して、実際に顔を合わせての交流を楽しんだものである。

 そうしたネットコミュニテイの形成という社会現象はインターネットが始まったここ十年さらに盛んになったことはいうまでもない。ただ、インターネットだ、メールを通じての交流だということになると必ずしも一般にはいいイメージをもって迎えられないこともご承知の通りである。ごまんとあるあのえげつないアダルトサイト、毎日飛びこんでくる出会い系サイトのメールの存在、山のように送られてくるウイルスの危険などなど、そんなところには一歩も近づきたくない、という人が数多くいることも事実である。

 私や仲間の人たちはそうした危険や、わずらわしさを承知の上で、毎日メールを楽しみ、インターネットを通じて人々との交流を楽しんでいるのである。こうしたネットの活動を通じて、多くの友人を得たことは私の人生にとってかけがえのないことであったと思っているし、これからもされにそうした活動を強化していきたいと考えている。

 またそうしたことの楽しさ、意味を一人でも多くの人々に伝えていくことが私のライフワークの一つにもなっている、そうしていきたいと願っているものである。

2005/12/3
早勢 直

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