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January 22, 2006

絶景かな

今週の意見(457):

絶景かな

 週刊新潮の新聞広告を見ていたら、ホリエモン2月に逮捕そして無一文になるだろうという記事が出ていた。そんな記事などわざわざ読む気もしない。テレビニュースもろくろく見る気もしない。とうとうきたかという感じである。

 去年さかんにプロ野球球団買収のことや、フジテレビ乗っ取りの事件が報じられた頃は、ライブドア関連のテレビニュースはよく見ていた。そしてそうした行動について、政治家どもが堀江けしからんという発言をしているのを聞いて、何をバカなことをと応援のメッセージをMLで書いたりしたものだ。

 ところがどうもこれはおかしいと思いはじめたのは、堀江氏が昨年の総選挙に名乗り出た頃からだった。一番話題を呼ぶ広島で出馬したり、小泉首相や武部幹事長が彼をいわゆる劇場型選挙の一人のキャストに使ったことであった。使う側はいいとして、堀江氏自身はそれまでほとんどなんの関心もなく、また内容も理解していない郵政民営化賛成で、これぞ改革の本丸などと演説で言い出したことなど見ていてほんとうに嫌気がさした。

 そこで思ったことは要するに彼は政治のことなんか、全く関係ない、政治をよくするために立候補したわけでもない。要するにそれを利用してさらに有名になり金もうけにつなげることであると感じた。もうその頃から、彼のいうことなんか全く関心がなかった。

 幸か不幸か、彼の落選という事態はその後楽天の三木谷社長の方に話題が移ってしばらくマスコミの檜舞台から遠のいたおかげで、だいぶやわらげられたのだろう。まあまたそのうちなにか新しい話題を作りだすだろうとは思っていたが、こんな形で再登場するとはさすが想像はしていなかった。

 IT分野で世界一になろうなどという野望が悪いとは言わない。天下取りが悪いとも言わない。もしそうなったらすごいことだ。しかしあんな無法な方法でそれをするなどということはいうまでもなく言語同断である。どこかのニュース報道で言っていたが、堀江氏が六本木ヒルズにこだわるのはそこが唯一東京タワーが見え、場所だからだそうだ。そういえば富士山も見えるはずだ。

 彼はそこから東京タワーを見下ろして、「絶景かな、絶景かな」と言っているのであろうか。そのセリフで思いだした。そういえば、同じ天下を取った秀吉の時代に有名な天下の悪党がいた。その悪党は後に三条河原でこれも後世語り口になっている方法で処刑されるのだ。

この例え話は行き過ぎかもしれない。ここに有名な諺がある。「過ぎたるは及ばざるがごとし。」少々過ぎる位なら、及ばないだけで許される場合があるかもしれない。

しかしそれが無法なら許されるわけがないのは今も昔も変わりがない。

2006/1/21
早勢 直

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