BLOGに挑戦しよう7:パソコントピックス79
今回はBLOGをやることにどんな効用があるのかということについて書いてみます。
NHKの趣味悠々のテキスト118ページに講師の佐々木博氏はBLOGの循環効果について書かれています。BLOGを続けることの循環効果とは:
1)いろんなことに興味がわく
2)BLOGに掲載する情報を入手する
3)自分が得た情報を発表する
4)コメントなど通して新しい刺激お受ける
5)新しいことに興味がわく
その通りで別に異論はありませんが、私は最初の1)いろんなことに興味がわくと最後の「5)新しいことに興味がわく」ということに着目したいと思います。
「いろいろなことに興味がわく」からBLOGを始める動機が始まるように書かれていますが、果たしてそうでしょうか。むしろもともといろんなことに興味がない、持っていないから、BLOGを始めてもさて何を書いていいのやらということになるのが本当でしょう。
それは別のことばで言えば、そもそもその人に「問題意識」がないということから始まるのだと思います。どんなニュースを見ようが、事件に遭遇しようが、優れた評論を読もうが、何も感じない、それが自分にとって、家族にとって、社会にとって一体なにを意味するのか、考えない。それを感じられる、考えることができるのが、「問題意識」があるということです。どんな事件であろうと、それが起こった背景というものが必ずある。どうしてそんなことが起こったのか、なぜ起こったのか、それを再発を防ぐためにどうしたらいいか。
さまざまな不祥事が起こると殆んどの場合、政治家、企業の責任者、官僚などが出てきて頭を下げ、「すみません、再発防止に努めます」で一件落着です。それが起こった根本的理由、背景、動機をきちんと認識した上で、その対策を立てるということがあまり行なわれらない。当時者はもちろん、被害を受けた方もあまりそのことを考えていない。日本では要するに多くの場合頭を下げれば大抵それだけでことは済んでしまうのです。責任者の切腹が伴うこともありますが。責任者が切腹したところでそれはなんら根本的な問題解決となっていないのです。
それが現状に大いに問題があるのに、現状をなんら変えようとしない日本人の「現状維持」の国民性に問題があることは先日のBLOGで書いたとおりです。
その問題意識をいったいどうやって涵養するか。私は今盛んに行われている日本の教育制度の見直し論はそこに最大のメスを入れるべきだと考えます。日本では知識教育、つめこみ教育が行われるが、「問題意識」を養う教育が大きく欠落しているようです。
物事を論理的に判断し、それについて論理的な議論を行い、討論を行い、一つの合理的な結論を導くいうディベート教育など全く行われていません。それはアメリカなどで教育と大きな違いです。
今アメリカでは次期大統領選びがもう始まっています。ヒラリーだ、オバマほか有力な候補がすでに沢山あがり、これからそうした人たちの論戦が始まります。国民はそれを聞いて誰が適任か判断しますが、それぞれの国民はどういう「問題意識」を持っているかによって取捨選択されていきます。日本ではまだ殆んどそういうプロセスが確立していません。そういう何人もの優れた候補者もいなければ論戦もありません。あるのはもっぱらイメージだけであることはご存知のとおりです。
もう熟年になった人たちに今更問題意識教育などできないかもしれませんが、BLOGをやる人が増えればそうしたことの問題解消に大いに役立つだろうと思います。もう熟年世代にあまり期待できないにしてもせめて学校教育、特に高校、大学ではBLOGを一つの必須課程にするのは一つ大きな具体的な教育制度改革改革になるのではないかと思うのです。
先日日大が全学でYahooからメールサービスの無料提供を受けるというニュースが出ていました。日大にかぎらず国公立私立を問わず全部そうしたらいいのです。そしてついでにつまらない大学での教養過程などやめて、BLOGでさまざまな問題を学生達が毎日提起し論争することを教養課程のすべてにしてもいいくらいです。
それは私のいう最上の「問題意識涵養教育」になるだろうと思います。なんでもいい。BLOGを始めてそれを継続していくうちに「問題意識」が涵養され、さまざまな新しいことにも興味がわくようになるのだと思います。
「継続は 問題意識を 生む力」
tad




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